【10月1日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は9月30日、大統領府(クレムリン、Kremlin)で開かれたウクライナ4州を併合する式典で、ソビエト連邦の再興は目指していないと述べた。

 プーチン氏はテレビ中継された同式典で「ソ連はもう存在しない。過去を取り戻すことはできない。ロシアはもはやソ連を必要としていない。われわれはソ連を目指していない」と述べる一方、ソ連末期の指導者らが「われわれの偉大な国を破壊した」と非難した。

 プーチン氏はまた、西側諸国がロシアを「植民地」扱いしたがっていると主張。「欲に駆られて、自分たちの力を制約を受けずに維持しようとしている。それこそが、西側諸国がわが国に仕掛けているこのハイブリッド戦争の真の狙いだ」「西側諸国にとってロシアは不要な存在なのだ」と訴えた。

 さらに「西側諸国は、他国に寄生する新植民地体制を維持するためなら何でもしようとしている。事実、世界中から略奪している」として、「西側諸国にとって重要なのは、すべての国が主権を米国に明け渡すことだ」と述べた。(c)AFP