【10月1日 AFP】米ニューヨークで9月30日未明、ロシア領事館に赤い塗料がかけられているのが見つかった。ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領によるウクライナ侵攻への抗議とみられる。

 警察は午前1時30分過ぎ、マンハッタン(Manhattan)のアッパーイーストサイド(Upper East Side)にあるロシア領事館の正面に赤い塗料がかけられているとの通報を受けて現場に出動。偏見に基づく事件の可能性があるとして捜査を進めていると明らかにした。逮捕者は出ていない。

 塗料が確認されたのは、プーチン氏がウクライナ4州の併合を宣言する数時間前だった。

 近隣住民の一人はAFPに「アート作品みたい」として、「プーチンに対する私たちの気持ちを表現しているのだと思う。うなずけるところもある」と話した。

 別の住民は「汚損行為ではあるが、ニューヨーク市民はプーチンが人々を殺しているのを知っていることを表現している」と語り、「由緒ある建物で、ここはニューヨークの真ん中だが、これをやったアーティストを全面的に支持する」と続けた。(c)AFP