【10月1日 AFP】22-23NBAは30日、さいたまスーパーアリーナ(Saitama Super Arena)でプレシーズンゲームが行われ、昨季王者のゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)は動きが鈍かったものの、ワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)を96-87で下した。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)後、NBAにとっては初めての海外遠征となった試合で、ウォリアーズは3ポイントシュートの3分の2以上をミスするなど精彩を欠き、昨季のNBAファイナル最優秀選手(MVP)のステフェン・カリー(Stephen Curry)とドレイモンド・グリーン(Draymond Green)は先発出場を果たしたものの、両者合わせて10得点に終わった。

 また、けがで2年以上戦列を離脱して今年1月に復帰したばかりのクレイ・トンプソン(Klay Thompson)は欠場。スティーブ・カー(Steve Kerr)ヘッドコーチ(HC)は、さらなる故障を避けるため、10月2日に行われる2戦目も同選手を出場させない意向を示している。

 今月18日に開幕する新シーズンで、ここ9年間で5度目のタイトル獲得を目指すカーHCは、この日の試合を「楽しかった」と振り返り、不満の残る内容ではあったものの、チームから「多くの好材料」が見つかったとも話した。

 対するウィザーズは八村塁(Rui Hachimura)が先発ラインアップに名を連ね、アリーナに詰め掛けた地元ファンから熱狂的な歓迎を受けた。

 この日チームハイの13得点をマークした24歳の八村は、昨年の東京五輪は新型コロナの影響で無観客だっただけに、観客の前でプレーするのは「大きな意味があった」とコメント。「子どものころから、これを夢見ていた」とし、「すごくうれしい。自分と日本にとって、大きな瞬間だった」と語った。(c)AFP