【10月1日 AFP】ウクライナ南部ザポリージャ(Zaporizhzhia)州で9月30日、民間人の車列が攻撃を受けた問題で、同国の警察は、死者が少なくとも30人、負傷者は88人に上ったと発表した。ウクライナ政府は、ロシア軍によるミサイル攻撃だと主張している。

 ウクライナ国家警察のイーホル・クリメンコ(Igor Klymenko)長官はフェイスブック(Facebook)で行った発表で、死者には11歳の少女と14歳の少年が含まれると説明。負傷者には3歳の女児が含まれるとした。警察官も1人が死亡、27人が負傷したという。

 攻撃は同日朝、ザポリージャ市郊外で発生。現場では、親族を迎えに行くためなどの目的でロシア軍の支配地域に入ろうとしていた数百人が車で列をつくっていた。

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は「完全なテロリストだけが、このようなことをできる」と述べ、ロシアを「血に飢えたくず」と非難。一方、同州の親ロシア派当局トップのウラジーミル・ロゴフ(Vladimir Rogov)氏は、ウクライナ軍が「テロ行為」に及んだと主張した。(c)AFP