【10月3日 Xinhua News】中国有人宇宙プロジェクト弁公室は9月30日、中国の宇宙ステーションを構成する実験モジュール「問天(Wentian)」の位置移動作業を同日実施したと明らかにした。

「問天」の作業実施に当たり、まず状態設定が行われ、その後コアモジュール「天和(Tianhe)」から切り離され、平面での移動を完了してノードモジュールの横方向ポートと再びドッキングした。作業は約1時間行われ、午後0時44分(日本時間同1時44分)に完了した。

 中国が大型モジュールの位置移動を軌道上で行うのは今回が初めて。これにより、宇宙ステーションを構成する二つのモジュールがI字型からL字型に変わった。

 今後、宇宙ステーションはL字型で飛行を続けるが、実験モジュール「夢天(Mengtian)」の打ち上げとドッキングが行われると、再び移動作業が行われ、3モジュールがT字型になる。(c)Xinhua News/AFPBB News