【9月30日 AFP】米SF映画「スター・ウォーズ(Star Wars)」シリーズでルーク・スカイウォーカー(Luke Skywalke)を演じた俳優のマーク・ハミル(Mark Hamill)さんが29日、「悪の帝国」と戦うウクライナが無人機を購入するためのクラウドファンディングへの支援を表明した。

 ハミルさんは、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領が立ち上げたクラウドファンディングサイト「United24」を支援するアンバサダーとなる。このほか、俳優で歌手のバーブラ・ストライサンド(Barbra Streisand)さんやサッカー元ウクライナ代表のアンドリー・シェフチェンコ (Andriy Shevchenko)さんも同サイトのアンバサダーを務めている。

 ハミルさんは「国土と自由、民主主義世界全体の価値観を守るために、ウクライナの人々はきっと無人機を必要としているはずだ」として、「この悪の帝国との戦争で、今こそみんなが力を合わせてウクライナの反抗を支援する絶好の機会だ」と呼び掛けた。

 公式サイトによると、無人機部隊設立プロジェクトでは、遠隔操縦無人機の購入とメンテナンス、操縦士の訓練にかかる費用を調達。ウクライナ軍が2470キロに及ぶ前線を常時監視し、敵からの攻撃に効果的に対応できるようにするという。

 本プロジェクトでは現金だけでなく、無人機そのものを提供することもできる。ウクライナ軍は本プロジェクトを通じてこれまでに約1000機の無人機を受け取っている。

 ゼレンスキー氏はハミルさんとの共同声明で「光は闇に勝つ。私とウクライナ国民はそう信じている」と述べた。(c)AFP