【9月28日 AFP】ジョージアと国境を接するロシア南部・北オセチア(North Ossetia)共和国の当局は28日、ウクライナ侵攻への動員令を逃れようとした人々がジョージアに多数流入していることを受け、同共和国への車での移動を制限すると発表した。

 同共和国のセルゲイ・メニャイロ(Sergei Menyaylo)首長は、メッセージアプリのテレグラム(Telegram)への投稿で、同共和国に「厳戒」態勢を敷き、乗用車の入境制限を指示したと説明。例外として、同共和国やジョージア、同共和国と隣接するジョージアの親ロシア派支配地域・南オセチア(South Ossetia)で登録された車の入境は許可するとした。

 ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が21日に動員令を出して以降、ジョージア国境では徴兵対象年齢の男性を中心としたロシア人が長蛇の列をつくっている。渡航禁止や国境封鎖の措置が取られる恐れが高まっており、すでにロシア国境警備隊により越境を阻止された人がいるとも伝えられている。(c)AFP