【9月28日 CGTN Japanese】最近、中国の科学者は火星探査機「天問1号(Tianwen-1)」の探査ミッションで得られた科学データを利用して、現在の火星表面の微細構造と物理的特性を明らかにし、火星の地質的な変化と環境、気候変動を明らかにする上で重要な基礎を提供しました。関連の研究成果は北京時間26日夜、国際学術誌「ネイチャー」に発表されました。

 2021年5月15日、中国初の火星探査ミッションで「天問1号」が携行した探査車「祝融号(Zhurong)」がユートピア平原南部の予定着陸地点への着陸に成功し、巡視と探査を開始しました。ユートピア平原は火星最大の衝突盆地であり、かつては古代の海だった可能性があり、科学者らは初期の火星には居住可能な環境が存在した可能性があるとみています。

 最新の研究では、科学者らは火星の地表から地下80メートルまでの高精度層状画像と層序(地層の積み重なっている順)の物理情報を取得しました。

 また、「祝融号」の次表層探査レーダーの主な目標の一つは現在のユートピア平原南部に地下水や氷が存在するかどうかを確認することです。その結果、液状水や硫酸塩または炭酸塩水については「祝融号」着陸地点の地下100メートル以内に安定して存在することは難しいものの、塩氷が存在する可能性は排除できないということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News