【9月28日 AFP】今シーズンのフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)は、今週末に行われる第17戦シンガポールGP(Singapore Grand Prix 2022)で、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が2年連続の総合優勝を決める可能性がある。

 このところ5連勝を飾り、連覇が目前のフェルスタッペンは、シンガポールGP優勝と順位の近いライバルたちの結果次第で、5戦を残しての年間タイトル獲得が決まる。

 現在、フェルスタッペンは年間ポイントで2位につけるフェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)に116ポイント差、チームメートのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)に125ポイント差をつけている。

 フェルスタッペンが優勝した場合、ルクレールが9位以下で、なおかつペレスが4位以下、もしくはファステストラップを獲得した上での5位以下で年間優勝が決まる。フェルスタッペンが優勝し、さらにファステストラップの1ポイントを加えた場合は、ルクレールの8位以下とペレスの4位以下で確定となる。

 フェルスタッペンが優勝を逃した場合は、戦いの舞台は10月9日に決勝が行われる日本GP(Japan Grand Prix 2022)へ移る。可能性は低いが、最終戦を終えてポイントが並んだ場合でも、勝利数が多いドライバーが優先されるため、今季すでに11勝を挙げているフェルスタッペンがタイトルを保持する。

 メルセデスAMG(Mercedes AMG)のジョージ・ラッセル(George Russell)にも数字上は年間優勝の可能性が残されているが、すでに132ポイント差がついており、フェルスタッペンがシンガポールGPを優勝した時点で可能性が消える。(c)AFP