【9月28日 AFP】サッカー元ナイジェリア代表で、イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)などで活躍したMFジョン・オビ・ミケル(John Obi Mikel)が27日、現役引退を発表した。

 35歳のミケルはインスタグラム(Instagram)で「『どんな良いことにも終わりがある』ということわざがあるが、プロサッカー選手としての私のキャリアに関してはその日がきょうだ」と明かし、「20年にわたるキャリアを振り返ってみて、成し遂げた全てのこと、そして何よりそれによって形成された人間性にとても満足している」とコメント。「常に応援してくれたファン」に感謝した。

 ミケルは2011-12シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2011-12)でチェルシーの初の欧州制覇に貢献するなど、数々の業績を残した。

 10シーズン所属したチェルシーでは公式戦372試合に出場し、チャンピオンズリーグ制覇を果たしたほか、FAカップ(FA Cup)を4度、プレミアリーグとフットボールリーグカップ(England Football League Cup)を2度、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)を1度制した。

 ナイジェリア代表ではキャプテンも務め、2005〜19年に89試合に出場し、6得点を記録。13年のアフリカネーションズカップ(2013 The Africa Cup of Nations)で優勝を経験した。代表からはチームの3位に貢献した2019年のネーションズカップ後に引退していた。

 また、オーバーエージとして参加した2016年のリオデジャネイロ五輪では、銅メダルを獲得した。(c)AFP