【9月28日 AFP】国際自動車連盟(FIA)は27日、2023年シーズンのフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)ではスプリントを6レースで実施し、ここ2シーズンから倍増となることを発表した。

 スプリントは土曜日に行われる100キロの短距離戦で、初導入となった昨季は英国GP(British Grand Prix 2021)とイタリアGP(Italian Grand Prix 2021)、サンパウロGP(Sao Paulo Grand Prix 2021)、今季はエミリアロマーニャGP(Emilia-Romagna Grand Prix 2022)とオーストリアGP(Austrian Grand Prix 2022)、サンパウロGPで採用された。来季どこで実施されるかは未定だという。

 FIAのモハメド・ビン・スレイエム(Mohammed Ben Sulayem)会長は、「スプリントは週末のレース形式にエキサイティングな動きをもたらし、ここ2シーズンで人気も証明されている。この前向きな流れは続くと確信しているし、世界モータースポーツ評議会(World Motor Sport Council)が本日、実施を承認したことをうれしく思う」と話した。

 F1最高経営責任者(CEO)のステファノ・ドメニカーリ(Stefano Domenicali)氏も、「F1に新たな側面を加える」スプリントの増加を同じように喜んだ。

 スプリントが行われるレースでは、予選は金曜日に行われ、スプリントの順位で翌日の決勝のグリッドが決まる。今季はスプリントの獲得ポイントも増え、1位の8ポイントから順位に従って1点ずつ少なくなり、8位までポイントが与えられるようになった。(c)AFP