【9月27日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は27日、同国への編入の是非を問う「住民投票」が行われているウクライナ4州に暮らす「人々を救いたい」と訴えた。西側が「偽物」と非難するこの住民投票は同日、最終日を迎えている。

 政府関係者とのビデオ会議に出席したプーチン氏は、「住民投票が行われている地域の人々を救うことは、われわれの社会全体と国全体の関心の焦点だ」と述べた。

 4州での投票でロシア編入が決まれば、ロシア側が主権を主張する地域は、2014年に併合されたクリミア(Crimea)半島を含めるとウクライナ領の約20%に相当する。

 住民投票は、27日中に締め切られる。結果は同日夜以降、今週中に発表される予定。ロシアの報道各社は、プーチン氏が30日にも4州がロシアの一部になることを正式に宣言する見通しだと伝えている。(c)AFP