【9月27日 AFP】米国のマイク・ポンペオ(Mike Pompeo)前国務長官は27日、訪問中の台湾で講演し、中国を「疑わない関係」が良いとされた時代は終わりつつあるとし、同国の攻撃的な行動を受けて平和と通商を選好する陣営は絆を強めているとの考えを示した。

 ポンペオ氏は高雄(Kaohsiung)市で開催された経済フォーラムで「外交、軍事、経済における中国の攻撃的な行動はこの地域(アジア)を変えた。平和と通商を選好する陣営の結び付きを強める結果となった」と語った。

 その上で、「われわれが自由な21世紀を望み、習近平(Xi Jinping、国家主席)が夢見る中国の世紀を望まないなら、疑うことをしない関係という古い慣例は終わらせなければならない」と述べ、防衛費を増額した日本やオーストラリアを称賛した。(c)AFP