【9月27日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)は26日、レギュラーシーズンの通算得点数で歴代1位になる可能性がある20年目のシーズンに備えている中で、けがをしないでいることが最優先であると強調した。

 昨季は故障者と低調なプレーが合わさり、悲惨な結果に終わったレイカーズ。37歳のジェームズ自身もわずか56試合の出場にとどまった中で、再びチームをプレーオフに導く決意で新シーズンに臨む。

 この日行われたレイカーズのメディアデーでは、新シーズンは健康維持に力を注ぐと明かし、「とにかくプレー可能な状態でいること、それが最も重要だ」と語った。

「確かにどうにもならないけがもあるが、それが自分の基本姿勢となる。自分はチームリーダーの一人として、このリーグでプレー可能であること、すなわちコートに立てることが最も重要だと思う」

 ジェームズは今年3月のワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)戦で、カール・マローン(Karl Malone)氏を抜いてレギュラーシーズンの通算得点数で歴代単独2位に浮上した。

 2022-23シーズンを迎える中で、同1位のカリーム・アブドゥル・ジャバー(Kareem Abdul-Jabbar)氏との差は1325点となっており、これまでの得点ペースを維持すれば新シーズン中の記録更新は確実とみられる。

 しかしながら、ジェームズ本人はレイカーズの伝説的選手であるアブドゥル・ジャバー氏の記録を抜くことにはこだわっていないとし、「記録を意識してプレーしたことは一度もない。とにかく、できる限り最高の状態でシーズンに入り、出られる状態にするだけだ」と語った。

「とはいえ、NBAで最も欲しがられる記録を自分が破る寸前にいるというのは、非常に恐れ多いのと同時にクールでもある」 (c)AFP