【9月27日 AFP】UEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2022-23)は26日、各地で試合が行われ、リーグA・グループ3ではイングランドとドイツが3-3で引き分けた。

 すでにリーグB降格が決まっていたイングランドは、0-2からドローに持ち込んだが、これで6戦未勝利でW杯(2022 World Cup)の行われるカタールに向かうことになる。

 ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で行われた試合は52分、ジャマル・ムシアラ(Jamal Musiala)にボールを奪われたイングランドのハリー・マグワイア(Harry Maguire)がムシアラを倒すと、これで得たPKをイルカイ・ギュンドアン(Ilkay Guendogan)が決めてドイツが先制。67分には再びマグワイアがボールを失ったところから、カイ・ハヴァーツ(Kai Havertz)が追加点を挙げた。

 対するイングランドは72分、ルーク・ショー(Luke Shaw)のゴールで1点を返すと、その直後にはブカヨ・サカ(Bukayo Saka)のアシストからメイソン・マウント(Mason Mount)がカーブのかかったシュートを突き刺し同点。交代出場の2人が同点ゴールを演出したイングランドは、さらに83分、ハリー・ケイン(Harry Kane)のPKで逆転した。

 これで勝負は決したかにも思われたが、ドイツは87分、ニック・ポープ(Nick Pope)がはじいたサージ・ナブリー(Serge Gnabry)のシュートのこぼれ球をハヴァーツが押し込み、勝ち点1をもぎ取った。

 同組のもう一つの試合では、イタリアが2-0でハンガリーに勝利。ハンガリーを2位に抑えてグループ首位が確定し、来年6月に行われる準決勝へ駒を進めた。

 W杯出場は逃しているイタリアは、23日のイングランド戦で決勝点を挙げたジャコモ・ラスパドーリ(Giacomo Raspadori)が先制点を決めると、さらにフェデリコ・ディマルコ(Federico Dimarco)に代表初ゴールが生まれ、そのまま勝利した。

 イタリアの他にはオランダとクロアチアがすでに4強入りを決めており、最後の一枠はスペインとポルトガルが争っている。両国は27日に直接対決する。(c)AFP