【9月27日 AFP】男子テニスのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が将来的に欧州チームとワールドチームの対抗戦、レーバー・カップ(Laver Cup 2022)の監督になることを推した。

 欧州チームを率いるビョルン・ボルグ(Bjorn Borg)現監督は、カナダ・バンクーバー(Vancouver)で開催される来年の第6回大会限りでの退任を示唆している。

 通算20度の四大大会(グランドスラム)優勝を果たしたフェデラーは、前週末に英ロンドンで行われたレーバー・カップで現役最後の試合に臨み、長年のライバルであるラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)とのダブルスで選手生活に別れを告げた。当面の計画はないとしているが、自身が中心となって創設したレーバー・カップには今後も関与していきたいと話している。

 マレーは「これからも何らかの形で、ロジャーがこの大会に関わっていくのは間違いない。いつかは監督になるかもしれない」と述べ、「彼はベンチ(コーチング)でも素晴らしいんだ。テニスをたくさん見ていて、この競技を愛している。元選手がコーチを目指す場合は、最新の情報を把握し、大勢の選手を知っていることが重要だと思う」と語った。

 ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)もフェデラーの指導者転身に期待を示しており、「ロジャーなら、多くのことを伝授できると思う」とコメント。「彼が誰にでも有益で貴重な多くのことを共有できると期待するのは当然だ」と語った。

「彼が指導の道を検討するのなら、その選手が男子であろうが女子であろうが、コート内外のあらゆる側面において、その選手の成長に前向きな多くの要素をもたらすのは間違いない」 (c)AFP