【9月26日 AFP】ロシア大統領府は26日、予備役の部分的動員をめぐり誤りがあったと認めた。一方で、国境封鎖については何の決定もないとしている。

 ドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は記者会見で「確かに (動員の)大統領令に違反した事例はある。一部自治体では、首長が積極的に状況の是正を進めている」と述べた。

 ペスコフ氏は、「(大統領令への)違反事例は減りつつある。これが加速され、すべての誤りが是正されることを望んでいる」との考えを示した。

 ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が先週、ウクライナ侵攻の戦力を確保するため数十万人規模での部分動員を発表すると、各地で抗議デモが起こり、ロシア人男性の出国が相次いだ。

 国境の封鎖や、国境に接する地域で戒厳令が出されるとのうわさが広がっていることについて記者から質問を受けたペスコフ氏は、「私は何も知らない。今のところ何の決定もない」と述べた。(c)AFP