【9月26日 AFP】(更新)ロシア中部の学校で26日、男が銃を乱射し、子ども11人を含む15人が死亡した。容疑者の男は自殺した。当局が明らかにした。

 事件があったのはウドムルト(Udmurt)共和国イジェフスク(Izhevsk)にある第88学校。捜査当局によると、死者には警備員2人と教員2人が含まれる。

 ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は、事件を「非人道的なテロ攻撃」と非難。容疑者の男について、「ネオファシスト集団に所属していたとみられる」と述べた。

 捜査当局によると、男はナチス(Nazi)のシンボルが描かれた黒い服と目出し帽を着用していた。後に、地元出身の1988年生まれで、事件が起きた学校の卒業生と特定された。精神障害があったとの情報もある。

 イジェフスクは首都モスクワから東に約1000キロ離れたウドムルト共和国の首都で、人口は約63万人。

 ロシアではこの事件が発生する数時間前にも、シベリア(Siberia)の徴兵事務所で男が発砲し、担当官1人が重傷を負う事件が発生したばかりだった。(c)AFP