【10月1日 CGTN Japanese】世界初の純スーパーキャパシタ動力源のフェリーである崇明長横純電気フェリーがこのほど、上海市崇明区に到着しました。この純電動・ゼロエミッションのフェリーは中国船舶集団上海船舶研究設計院が開発したもので、現在はテスト調整の段階にあり、本格的な運航開始は10月末が予定されています。

 このフェリーは「新生態」号と呼ばれ、全長65メートル、型幅14.5メートル、型深さは4.3メートルです。現時点で世界最大のアジマススラスターとスーパーキャパシタ動力源を備えた、乗客と自動車などを運ぶフェリーで、出力は2000キロワット、航行速度は12ノット、15分の充電で1時間の航行が可能で、化石燃料を毎年500トン近く節約でき、航行時は通常のディーゼルフェリーよりかなり静かです。このフェリーは1回で乗客165人と自家用車30台(あるいは5トン標準自動車14台)を同時に運ぶことができます。正式な運航が開始してからは、崇明区の長興島と横沙島の間を航行し、片道の所要時間は約10分とのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News