【9月25日 AFP】22NFLは24日、第3週の試合が行われ、グリーンベイ・パッカーズ(Green Bay Packers)は14-12でタンパベイ・バッカニアーズ(Tampa Bay Buccaneers)を下した。パッカーズのQBアーロン・ロジャース(Aaron Rodgers)は、QBトム・ブレイディ(Tom Brady)から通算2度目の白星を飾った。

 通算5度目、そして最後となる可能性のあるスーパースターQB同士の激突は点の取り合いとはならず、激しい守備の戦いになった。

 ロジャースが255ヤードを投げて2本のタッチダウンパスを通し、1インターセプトを喫した一方、ブレイディは271ヤードを記録し、タッチダウンパスは1本にとどまった。

 ブレイディは試合時間残り数十秒でラッセル・ゲージ(Russell Gage)にタッチダウンパスを通すと、2ポイントコンバージョンが決まればオーバータイムに持ち込めるという状況をつくり、得意にしている終盤の逆襲を完遂するかに見えた。

 しかし、遅延行為でペナルティーを受けてゴールラインが遠くなると、ブレイディのパスははたき落とされ、パッカーズの勝利が決まった。

 ロジャースが「長年にわたってトムと対戦するのは楽しかった。そうそうあることではないから、勝つのはいつだってうれしい」と語る一方、ブレイディは「ディフェンスは素晴らしかったが、オフェンスを改善しなくてはならない。開幕から得点が多くない」と語り、不発の攻撃陣を嘆いた。

 マイアミ・ドルフィンズ(Miami Dolphins)は、こちらも終盤のしびれる展開の中、バッファロー・ビルズ(Buffalo Bills)とのアメリカン・カンファレンス(AFC)東地区対決を21-19で制した。

 ドルフィンズは第4クオーターにチェイス・エドモンズ(Chase Edmonds)がタッチダウンを奪い21-17とリードすると、ビルズはその後のポゼッションでQBジョシュ・アレン(Josh Allen)がフォースダウンギャンブルに失敗した。

 しかし、相手守備陣に抑え込まれたドルフィンズはパンターのトーマス・モルステッド(Thomas Morstead)の蹴ったボールが味方選手に当たってセーフティーを喫し、ビルズに2点差と迫られた。これでフィールドゴールが決めれば勝利となるビルズだったが、前進しきれず試合終了を迎えた。

 この日行われたその他の試合では、カンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)が17-20でインディアナポリス・コルツ(Indianapolis Colts)に敗れ、開幕からの連勝が止まった。ボルティモア・レイヴンズ(Baltimore Ravens)は37-26でニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)に勝利し、24-8でワシントン・コマンダーズ(Washington Commanders)を下したフィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia Eagles)は、3戦無敗となっている。(c)AFP