【9月25日 AFP】ロードレース世界選手権、第16戦日本GPは25日、MotoGPクラス決勝が行われ、ドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)のジャック・ミラー(Jack Miller、オーストラリア)が優勝を飾った。

 7番グリッドからスタートしたミラーは、2位に入ったレッドブルKTMファクトリー・レーシング(Red Bull KTM Factory Racing)のブラッド・ビンダー(Brad Binder、南アフリカ)に3秒以上の差をつけてチェッカーフラッグを受け、通算4勝目を挙げた。3位にはプラマック・レーシング(Pramac Racing)のホルヘ・マルティン(Jorge Martin、スペイン)が入った。

 3年ぶりに開催された日本GPは、総合上位勢にとっては忘れたい一日となった。

 現王者で今季の総合首位に立つモンスターエナジー・ヤマハ(Monster Energy Yamaha)のファビオ・クアルタラロ(Fabio Quartararo、フランス)は、総合トップ3の中では最高位の8位でレースを終えた。総合2位につけるドゥカティ・レノボ・チームのフランチェスコ・バニャイア(Francesco Bagnaia、イタリア)は、最終ラップにクアルタラロをオーバーテークしようとしてクラッシュ。同3位につけるアプリリア(Aprilia)のアレイシ・エスパルガロ(Aleix Espargaro、スペイン)はスタート前にメカニカルトラブルに見舞われ、16位に終わった。

 この結果、今季残り4戦となる中でクアルタラロはそのリードを18ポイントに広げている。

 一方Moto2では、イデミツ・ホンダ・チーム・アジア(IDEMITSU Honda Team Asia)の小椋藍(Ai Ogura)が、2006年の青山博一(Hiroshi Aoyama)氏以来となる日本人ライダーによる地元優勝を果たした。(c)AFP