【9月25日 AFP】米国選抜と世界選抜による男子ゴルフの対抗戦、第14回プレジデンツ・カップ(2022 The Presidents Cup)は24日、米ノースカロライナ州シャーロット(Charlotte)のクウェイルホロー・クラブ(Quail Hollow Club、パー71)で3日目のフォアサムとフォアボール4試合ずつが行われ、世界選抜が7-11と差を詰めた。

 世界選抜は午前のフォアサムで2勝2敗と引き分けると、午後のフォアボールではキム・ジュヒョン(Kim Joo-hyung、韓国)とキャメロン・デービス(Cameron Davis、オーストラリア)が終盤にバーディーを続けるなどして3勝1敗とし、最終日のシングルス12試合がやや面白くなる展開に持ち込んだ。

 それでも優勝に必要なポイントは15.5点のため、米国選抜は4.5ポイントで9連覇が決まる。世界選抜は、最終日に過去最大の逆転劇を成功させるには、12試合で8.5ポイントを獲得する必要がある。

 午後のフォアボール1試合目に世界選抜は、キム・ジュヒョンが最終18番で約3メートルのバーディーパットを沈め、キム・シウ(Kim Si-woo)との韓国ペアがパトリック・キャントレー(Patrick Cantlay)/ザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele)組から1アップの勝利を収めた。

 第2試合では、メジャー3勝のジョーダン・スピース(Jordan Spieth)と、この会場で2017年にメジャー初優勝を飾っているジャスティン・トーマス(Justin Thomas)のペアが、松山英樹(Hideki Matsuyama)/テイラー・ペンドリス(Taylor Pendrith、カナダ)組に4アンド3で勝利し、プレジテンツ・カップ1大会で4戦4勝を記録した史上3組目のペアになった。9番でトーマスが約3メートルのバーディーパットを沈めてリードを広げると、15番でスピースが約5.7メートルの距離からチップインバーディーを決めて勝利を確定させた。

 しかし世界選抜は、第3試合に勝利して迎えた4試合目でアダム・スコット(Adam Scott、オーストラリア)とペアを組んだデービスが16番で約3.4メートルのイーグルパット、17番で4.4メートルのバーディーパットを決めて初めてリードを奪うと、最後は18番でも2.7メートルのバーディーパットを入れてサム・バーンズ(Sam Burns)/ビリー・ホーシェル(Billy Horschel)組を1アップで下した。(c)AFP/Jim SLATER