【9月25日 AFP】UEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2022-23)は24日、各地で試合が行われ、リーグAのグループ2ではスペインがホームでスイスに1-2で敗れた。スペインはファイナル4進出に向けて、27日に敵地で行われるポルトガル戦での勝利が必須となった。

 21分にイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)でプレーするマヌエル・アカンジ(Manuel Akanji)のヘディングで先制したスイスに対し、スペインは55分にマルコ・アセンシオ(Marco Asensio)のパスから最後はジョルディ・アルバ(Jordi Alba)がシュートをゴールの天井に突き刺して追いついた。

 しかしその数分後にスペインは、CKのボールをクリアできずに最後は混戦の中ブリール・エンボロ(Breel Embolo)に決勝点を奪われた。

 またしても決定力不足とセットプレーでの守備のもろさが露呈してサラゴサ(Zaragoza)でスイスに敗れたスペインは、2か月後のW杯カタール大会(2022 World Cup)までに欠点を修正する時間はほとんど残されていない。

 敵地プラハでポルトガルは、ディオゴ・ダロト(Diogo Dalot)の代表初得点を含む2ゴールとブルーノ・ミゲル・フェルナンデス(Bruno Miguel Fernandes)、ジオゴ・ジョタ(Diogo Jota)のゴールでチェコに4-0で快勝し、スペインに2ポイント差をつけてグループ2首位に浮上した。

 右SBのダロトがCFのポジションに入り込んでゴール前から先制点を挙げたポルトガルは、前半アディショナルタイムにフェルナンデスのゴールで加点した。52分にはダロトが苦手とする左足で見事なシュートをゴール隅に沈めると、最後はジョタがフリーでヘディングシュートを沈めて4点目を挙げた。

 序盤に相手GKトマーシュ・バツリーク(Tomas Vaclik)と接触して顔から流血したクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)は、代表での通算得点記録を117から伸ばすことはできなかった。(c)AFP/Kieran CANNING