ハリー・スタイルズさんらウクライナ支援の慈善活動に参加 WHO
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【9月24日 AFP】WHO財団(WHO Foundation)は23日、ウクライナの医療活動を支援するチャリティーサイトを立ち上げ、英歌手のハリー・スタイルズ(Harry Styles)さんやエド・シーラン(Ed Sheeran)さん、米プロバスケットボール(NBA)のレジェンド、シャキール・オニール(Shaquille O’Neal)さんら、そうそうたる顔触れが私物を寄贈している。
世界保健機関(WHO)は一昨年、世界的な健康危機に取り組む資金を調達するためにWHO財団を設立。同財団は、ロシアによるウクライナ侵攻から7か月が経過する中、著名人が寄贈した品物をファンが購入できるチャリティーサイト「ヒューマンカインド(Human Kind)」を立ち上げた。
集まった資金は、紛争で荒廃したウクライナや近隣諸国でのWHOの活動資金に充てるとし、5370万ドル(約77億円)を目標額に掲げている。
スタイルズさんはサイン入りレコード、オニールさんやウクライナ代表のサッカー選手、ビタリー・ミコレンコ(Vitaliy Mykolenko)さんら、スポーツ界のレジェンドはサイン入りのユニホームなどを寄贈。ボクシングの元ヘビー級チャンピオンでキーウ市長の弟でもあるウォロディミル・クリチコ(Wladimir Klitschko)さんはボクシンググローブを寄付している。
他に、英歌手エリー・ゴールディング(Ellie Goulding)さんや米アーティスト、シェパード・フェアリー(Shepard Fairey)さんらが参加している。
サングラスを寄贈した英音楽界のレジェンド、アニー・レノックス(Annie Lennox)さんは、地下室で出産した女性らについて報じたウクライナの映像に「衝撃を受けた」として、「この危機のさなかにあるウクライナの人々を支援するために、誰もが自分にできることをしてほしい」と呼び掛け、「医療は、すべての人が受けるべき人権だ」と述べている。
財団によれば、チャリティーは9月24日から10月24日まで専用のウェブサイトで実施される。商品がもらえる抽選券は5~10ポンド(約800~1600円)で購入でき、10月31日に当選者が決定する。(c)AFP