【9月24日 AFP】23日に英ロンドンで行われた男子テニスの欧州チームとワールドチームの対抗戦、レーバー・カップ(Laver Cup 2022)で、試合中のコートに男が侵入し、自らの腕に火をつけて抗議する出来事があった。

 ステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)対ディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)戦の第1、2セットの間に起きた。「英国はプライベートジェットをやめろ」と書かれたTシャツを着た男はすぐにコートから連れ出され、燃えた腕には水がかけられた。

 試合は一時中断した後で再開され、チチパスが6-2、6-1で快勝。欧州チームが開幕から2連勝を飾った。

 チチパスは試合後、問題の場面について「いきなりだった」と振り返り、「何についてなのか全く分からない。コート上でこういうことが起こったのは初めて。彼の無事を願っている」と話した。

 レーバー・カップの主催者もコメントを発表し、「本日午後、男1人がコートに入り、すぐに警備員によって排除された。プレーは一時中断した。男は逮捕され、現在は警察が対応に当たっている」と説明した。(c)AFP