【9月23日 AFP】男子テニス、モゼール・オープン(Moselle Open 2022)は22日、シングルス2回戦が行われ、スタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)が大会第1シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)を6-4、6-7(7-9)、6-3で破り、準々決勝に進出した。ワウリンカにとっては2020年以来となるトップ10選手からの白星となった。

 四大大会(グランドスラム)通算3勝を誇るワウリンカは、けがの影響で現在世界ランク284位まで落ちているが、この日は圧巻のプレーを披露。第2セットで一度マッチポイントを逃すと、最終セットも3-0として2本のブレークポイントを取ったところから追いつかれたが、最後は落ち着いて再びブレークに成功し、3度目のマッチポイントで勝利をつかんだ。

 今大会では予選2試合を勝ち抜いて本戦入りし、これで4連勝となったワウリンカ。「きょうのプレーのレベルには非常に満足している」と喜び、「こういう瞬間のために、復帰に全力を尽くした」と話した。

 一方のメドベージェフは「スタンの方が上手だった」とワウリンカをたたえ、「自分も踏ん張ろうとした。チャンスはあったが及ばなかった」とコメント。「スタンをリスペクトする。とても37歳とは思えない」と話した。

 ワウリンカは2021年1月以来となるツアー準々決勝で、スウェーデンのマイケル・イマー(Mikael Ymer)と対戦する。

 その他の試合では、第2シードのホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)が6-3、6-4で元全米オープン(US Open Tennis Championships)覇者のドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)を下した。(c)AFP