【9月22日 AFP】オーストラリア・タスマニア(Tasmania)州当局は22日、西部の浜辺に打ち上げられたゴンドウクジラのうち約200頭が死んだと明らかにした。

 州の野生動物当局は、生き残っているのは35頭で、救命活動は厳しいものになるとの見方を示している。

 ゴンドウクジラは21日に打ち上げられているのが発見された。地元住民は、ゴンドウクジラを毛布で覆い、その上から海水をかけるなどして救命活動を行っていた。

 州当局の責任者ブレンドン・クラークさんは「けさは浜にいる約35頭を海に戻すことに注力する」と述べた。

 サメが寄ってこないよう、死骸の処理にも注意が払われる。

 今回の現場近くのマッコーリーハーバー(Macquarie Harbour)では2年前、同国史上最多となるクジラ約500頭が打ち上げられた。ボランティアが救助に当たったものの、300頭以上が死んだ。(c)AFP/Andrew LEESON