【9月22日 Xinhua News】中国国家能源（エネルギー）局はこのほど、再生エネルギー電力設備の建設と運営状況をまとめた「2021年全国再生可能エネルギー電力発展モニタリング評価報告」を発表した。再生可能エネルギーの開発・利用を促進し、各地域の再エネ事業の発展状況を評価するのが目的で、国家発展改革委員会エネルギー研究所が同局の委託を受け作成した。

　報告によると、21年末時点の再生可能エネルギー発電の設備容量（発電能力）は前年同期比13・8％増の10億6300万キロワットで、全電力設備容量の44・8％を占めた。うち、水力発電は3億9100万キロワット（揚水発電は3600万キロワット）、風力発電は3億2800万キロワット、太陽光発電は3億600万キロワット、バイオマス発電は3798万キロワットだった。

　再エネ発電量は2兆4800億キロワット時で、全発電量の29・7％を占めた。うち、水力発電は1兆3400億キロワット時（全発電量の16・0％）、風力発電は6556億キロワット時（同7・8％）、太陽光発電は3259億キロワット時（同3・9％）で、バイオマス発電は1637億キロワット時（同2・0％）だった。

　再エネ電力消費量は2兆4446億キロワット時で、全電力消費量に占める割合は前年から0・6ポイント上昇し29・4％となった。水力発電を除く再エネ電力消費量は1兆1398億キロワット時で、割合は前年を2・3ポイント上回る13・7％だった。(c)Xinhua News/AFPBB News