【9月22日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は21日、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が領土防衛にあらゆる手段を講じると発言したのを受け、「彼が核兵器を使用するとは思わない。世界が許さないだろう」と述べた。

 ゼレンスキー氏は独紙ビルト(Bild)系列のテレビ局のインタビューで「プーチンはあすにも、ウクライナだけでなくポーランドの一部もほしいが、手に入らないなら核兵器を使うと言い出すかもしれない。それは容認できない」とし、脅しに屈するべきではないと警告した。

 また、プーチン氏が予備役を部分的に動員すると発表したことについては、ロシア軍の士気が低いからだと指摘。「彼は数百万人規模の軍部隊を必要としている。ウクライナに侵攻した兵士の多くが逃げ出しているのを把握しているはずだ」「ウクライナを血で染めようとしている。それも自国兵の血で」と語った。

 さらに「ウクライナ侵攻の初日から、彼はこの戦争に負けていた。誰も彼を許さないだろう」と述べた。(c)AFP