【9月20日 AFP】米ファストフード大手マクドナルド(McDonald's)は20日、ロシアの侵攻開始以来初めてウクライナの首都キーウで営業を再開した。侵攻は約7か月に及んでいるが、首都の生活が通常の状態に戻りつつあることが示された。

 ロシアによる侵攻の影響で、同社は2月24日以降、ウクライナでの営業を停止していた。

 AFP取材班によると、キーウにあるマクドナルドの店舗前には、注文商品を受け取る配達員が列をつくっていた。

 同社は先に、「ウクライナ当局や安全保障の専門家、供給業者らと協議した結果」、まずは配達のみを再開すると発表していた。来月には、3店舗の営業を全面的に再開し、今後段階的にキーウでさらに7店舗を再開した後、西部の他の都市でも展開していく方針。

 同社は5月、ロシアからの撤退を発表。ウクライナ市民からは営業再開を受け、同国への支援を象徴する動きとして歓迎する声が上がっている。(c)AFP