【9月20日 AFP】(更新)ウクライナの親ロシア派勢力は20日、ロシア軍が支配する東部と南部の地域で、ロシアへの編入の是非を問う住民投票を23〜27日に実施すると発表した。

 住民投票の実施が発表されたのは、東部ドンバス(Donbas)地方のドネツク(Donetsk)とルガンスク(Lugansk)、南部のヘルソン(Kherson)とザポリージャ(Zaporizhzhia)の計4州。編入が決まれば、ロシアがこれらの地域での戦闘を自国領土の防衛として正当化する可能性があり、紛争が大幅に激化する恐れがある。

 ウクライナ政府は、住民投票は「偽物」だとし、ロシアがもたらす脅威を「取り除く」と宣言。領土奪還に向けた作戦を継続する姿勢を示した。(c)AFP