【9月20日 AFP】南太平洋の島国トンガの火山監視当局は20日、本島の北に位置する海底火山ホームリーフ(Home Reef)が過去48時間に8回噴火したと発表した。

 ホームリーフはここ10日間、噴火を続けている。溶岩が流出し、蒸気や噴煙が3キロ上空に到達した。

 周辺を飛行する航空機に向けた警戒レベルは、「緊急事態」の1段階手前のオレンジに引き上げられた。また船舶には、半径4キロ以内は航行せず、降灰に注意するよう警告が出されている。

 トンガでは今年1月、海底火山フンガトンガ・フンガハアパイ(Hunga Tonga-Hunga Ha'apai)が大噴火し、15メートルの津波が発生。3人が死亡し、集落が破壊された。ケーブルも切断され、数週間にわたり通信が途絶した。(c)AFP