【9月22日 Xinhua News】中国の天津大学はこのほど、同大学の合成生物学チームがDNAストレージアルゴリズムの革新によって、精選された敦煌の壁画10枚をDNAに保存し、加速劣化実験を通じて、実験室常温下で千年、9・4度下で2万年、壁画の情報を保存できることを確認したと明らかにした。このアルゴリズムはDNA分子を世界で最も信頼性のあるデータ記憶媒体にし、劣化・破損の危機に直面している人類の文化財情報の数万年にわたる保存を可能にするという。

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 研究成果はこのほど、国際学術誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に掲載された。(c)Xinhua News/AFPBB News