【9月20日 AFP】フランスの柔道家で、五輪で三つの金メダルを獲得しているテディ・リネール(Teddy Riner)は19日、足首のけがにより来月の世界選手権(2022 World Judo Championships)を欠場すると発表した。

 世界選手権で10度の優勝を誇るリネールは、8月にモロッコ・ラバトで行われた合宿中に負傷。10月6日から13日にウズベキスタン・タシケントで開催される世界選手権には間に合わないという。

 リネールはツイッター(Twitter)に「残念で恐れていたことだが、きょうの検査の結果、数週間は柔道を再開できないと分かった。この結果、タシケントでの来月の世界選手権には出場できない」と記した。

 2024年のパリ五輪に照準を定める33歳のリネールは、最後の金メダル獲得を夢見ている。

 来年5月にカタールで行われる世界選手権を目標に据えるリネールは「五輪まであと2年。どんなリスクだって負えない」と付け加えた。

 世界選手権で史上最多の優勝回数を誇るリネールは、昨年の東京五輪では男子100キロ超級で銅メダルに終わったが、混合団体ではフランスの優勝に貢献した。

 2017年を最後に世界選手権から遠ざかっているリネールは、7月のグランドスラム・ブダペスト大会(2022 Judo Grand Slam Budapest)で東京五輪以来となる実戦復帰を果たし、優勝を飾った。(c)AFP