【9月20日 AFP】米自治領プエルトリコに18日午後、ハリケーン「フィオナ(Fiona)」が上陸した。現地は豪雨に見舞われ、全土が停電するなど大きな被害が発生。フィオナは19日、ドミニカ共和国に上陸した。

 プエルトリコのペドロ・ピエルルイシ(Pedro Pierluisi)知事は記者会見で、土砂崩れや道路寸断、木や電線が倒れるなどの被害が出ていると説明。中部の山岳地帯にあるウトゥアド(Utuado)では橋が崩壊したという。

 また、フィオナの接近に伴い、人口300万人以上のプエルトリコ全土で停電が発生。地元電力会社は19日、電力が一部復旧したと公式サイトで発表したが、復旧した世帯数は明らかになっていない。

 米国立ハリケーン・センター(NHC)のツイッター(Twitter)投稿によると、フィオナは最大風速40メートルの勢力を伴いドミニカ共和国に上陸した。(c)AFP