【9月19日 AFP】22-23イタリア・セリエAは18日、第7節の試合が行われ、首位ナポリ(SSC Napoli)がACミラン(AC Milan)との上位対決を2-1で制し、優勝を争う力があることを証明した。一方でユベントス(Juventus)は昇格組のACモンツァ(AC Monza)に屈辱的な敗戦を喫し、混迷を深めている。

 ミランの本拠地サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)に乗り込んだナポリは、55分にマッテオ・ポリターノ(Matteo Politano)のPKで先制すると、ミランに追いつかれて迎えた残り12分にジョバンニ・シメオネ(Giovanni Simeone)が頭で今季リーグ戦初ゴールを決めて勝ち越し。けがのヴィクター・オシムヘン(Victor Osimhen)とベンチ入り禁止のルチアーノ・スパレッティ(Luciano Spalletti)監督が不在の中で、強さを示す勝利を挙げた。

 ミランは69分のオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)のゴールで一度は同点に追いついたが、終盤のピエール・カルル(Pierre Kalulu)のシュートは枠をたたき、リーグ戦無敗が22試合でストップした。

 ナポリはこれで、アタランタ(Atalanta)を得失点差で上回る首位を守り、今季初黒星を喫したミランはナポリと勝ち点3差の5位に後退した。アタランタは敵地でASローマ(AS Roma)に1-0で勝利し、インテル(Inter Milan)を3-1で破ったウディネーゼ(Udinese)が5連勝で3位に浮上した。

 苦境に陥っているユベントスは敵地でモンツァに0-1の敗戦を喫し、14日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)のベンフィカ(Benfica)戦と同様、サポーターからのブーイングを浴びた。

 モンツァのクリスティアン・ギトケアー(Christian Gytkjaer)が残り15分ほどで値千金の決勝点を決め、かつてミランを保有したシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)オーナーを喜ばせたのに対して、ユベントスはマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督に対する解任の圧力が高まっている。(c)AFP/Terry DALEY