【9月18日 AFP】日本向けのウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を積んだ貨物船2隻が17日朝、フランス北部シェルブール(Cherbourg)の港を出発した。AFPカメラマンが確認した。出港は積み込み装置の故障で延期されていた。

 仏原子力大手オラノ(Orano)は同日、「英企業PNTL所属の特殊船、パシフィック・ヘロン『(Pacific Heron)』と『パシフィック・イーグレット(Pacific Egret)』が9月17日、シェルブールを出港した。2隻はMOX燃料を日本に確実に届ける」と発表した。オラノによると、MOX燃料は11月に日本に到着する予定。

 使用済み核燃料を再処理して製造されるMOX燃料の輸送は、環境保護活動家から無責任だと非難されている。(c)AFP