【9月18日 AFP】男子テニスの国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2022)は17日、決勝ラウンドの試合が各地で行われ、グループBのカナダはセルビアに1勝2敗で敗れたものの、フェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime)がシングルスで勝利したため準々決勝進出を決めた。

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 前日のスペイン戦で、世界ランキング1位の全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)覇者カルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz)を破っていたオジェ・アリアシムは、この日もセルビアのミオミル・ケツマノビッチ(Miomir Kecmanovic)に6-3、6-4で勝利し、チームの組2位以内を確定させた。

 一方のセルビアも8強入りへ望みをつないだ。シングルス1試合目でラスロ・ジェレ(Laslo Djere)が6-2、6-2でガブリエル・ディアロ(Gabriel Diallo)を下すと、最後のケツマノビッチ/フィリップ・クライノビッチ(Filip Krajinovic)組とアレクシ・ガラノー(Alexis Galarneau)/バセック・ポスピシル(Vasek Pospisil)組のダブルスでは、セルビアペアが2-1とリードした第1セットの序盤に、ポスピシルの膝の負傷でカナダが棄権した。

 セルビアは、18日の韓国戦でスペインが敗れれば、11月にスペイン・マラガ(Malaga)で開催される決勝トーナメント進出が決まる。スペインはここまでグループ1勝1敗、韓国は2連敗となっている。

 昨季準優勝を果たしたグループAのクロアチアは、アルゼンチンを3勝0敗で退け、グループ2勝1敗で準々決勝進出の可能性を高めた。

 クロアチアがグループを突破できるかは、18日のイタリア対スウェーデン戦の結果次第となる。イタリアはここまでグループ2連勝、スウェーデンは1勝1敗となっている。

 グループDでは、オランダが2勝1敗で米国に勝利し、グループ3連勝で1位突破を決めた。(c)AFP