【9月18日 AFP】サッカーフランス代表ポール・ポグバ(Paul Pogba)の兄で、ポグバを恐喝したとして身柄を拘束されていたマティアス(Mathias Pogba)氏(32)の予審開始が決定したと、事件に近い筋が17日に明かした。

 関係者によれば、一緒に拘束されて取り調べを受けていた27歳から36歳の他4人も予審開始が決まり、勾留されている。4人はポグバ兄弟と親しい人物で、マティアス氏を含めた5人は13日から14日にかけて拘束されていた。

 マティアス氏の担当弁護士は仏ニュース専門局BFMTVに対して、「決定に異議を申し立てる」と話し、マティアス氏は罪を犯していないと強調した。

 マティアス氏は、8月27日に公開された奇妙な動画に関わっていたことを認めている。動画の中で、マティアス氏はポグバについて「とんでもないことを暴露する」と約束していた。

 イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)に所属するポグバは7月16日、1300万ユーロ(約18億7000万円)を要求されていると伊トリノ(Turin)の検察に訴え出た。AFPが接触したポグバの家族に近い情報筋によれば、ポグバは恥ずべき内容だという動画を拡散されたくなければ、多額の金銭を渡せと要求されているという。

 ポグバが捜査関係者に話したところでは、グループはパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に所属するフランス代表のスター、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)に呪いをかけるようポグバが呪術師に頼んでいたと主張し、同選手の信用を落とそうとしていたという。ポグバはこの疑惑を否定している。(c)AFP