【9月17日 AFP】インドの警察は15日、北部ウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州で15歳と17歳の姉妹を集団レイプして殺害した容疑で6人の男を逮捕した。姉妹の遺体は村外れの木につるされた状態で発見され、地元では抗議デモが行われた。

 地元警察のサンジブ・スマン(Sanjiv Suman)署長はAFPに、男らは14日に姉妹を野原に誘い出してレイプした後、「スカーフで首を絞めて殺害した」との見方を示し、検視結果で姉妹の死因は性的暴行と窒息によるものと確認されたと明らかにした。

 主犯格の一人は姉妹の近隣住民で、ヒンズー教とイスラム教両方のコミュニティーに属していた。この男は、警察との銃撃戦で脚を撃たれて逮捕された。

 姉妹の家族を含む大勢の地元住民が村の近くで抗議デモを行い、加害者らを直ちに処罰するよう求めた。

 姉妹は、ヒンズー教のカースト制度最下層のダリット(Dalit)出身。女性に対する犯罪率が高いインドでも、特にダリットの女性は性暴力の標的とされやすい。

 政府の統計によると、インドでは昨年3万2000件近いレイプ事件が報告されたが、氷山の一角とみられている。(c)AFP