【9月17日 AFP】インドのナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相は16日、ウズベキスタン・サマルカンド(Samarkand)で開かれた上海協力機構(SCO)首脳会議に合わせてロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領と会談し、「今は戦争している場合ではない」と訴えた。両者の対面での首脳会談は、ロシアのウクライナ侵攻開始以降初めて。

 インドとロシアの関係は東西冷戦(Cold War)時代からで、インドにとってロシアは今なお最大の武器供給国。

 だが、インドの国営テレビ、ドゥールダルシャン(Doordarshan)によれば、モディ氏はプーチン氏に「閣下、今は戦争をしている場合ではないだろう」と述べ、「民主主義と外交と対話」の重要性を強調した。

 これに対してプーチン氏は「ウクライナでの紛争に対するインドの立場や懸念は理解している」と答え、「紛争ができるだけ早く終わるよう最善を尽くす」とする一方、ウクライナ側が交渉を拒否し、「戦場で軍事的手段を行使して目的を達成しようとしている」と述べた。(c)AFP