【9月17日 AFP】男子テニスの国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2022)は16日、決勝ラウンドの試合が各地で行われ、スペインのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz)は全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)覇者として臨んだ最初の試合で黒星を喫した。

 グループBのスペインはホームのバレンシア(Valencia)でカナダと対戦したが、史上最年少で男子世界ランキング1位となった19歳のアルカラスはフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime)に7-6(7-3)、4-6、2-6で敗れ、ほろ苦い母国凱旋(がいせん)となった。チームも1勝2敗でカナダに敗れた。

 グループAのイタリアは母国のボローニャ(Bologna)でアルゼンチンと対戦。マッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini)とヤニック・シナー(Jannik Sinner)のシングルス2人が勝利し、2勝1敗でベスト8入りを決めた。

 独ハンブルク(Hamburg)で行われたグループCの試合では、ドイツが2勝1敗でベルギーを退け、準々決勝に進出。この結果、すでに同グループ2連敗を喫していたフランスの敗退が決まった。

 グループDの英国はホームのグラスゴーでオランダと対戦。アンディ・マレー(Andy Murray)はジョー・ソールズベリー(Joe Salisbury)とのペアで第3試合のダブルスに出場し、デビスカップで自身50戦目に臨んだが、ウェスリー・クールホフ(Wesley Koolhof)/マトベ・ミデルクープ(Matwe Middelkoop)組に敗れた。

 これでオランダが2勝1敗で英国を下し、米国とともに同グループ2戦2勝で8強入りを決めた。(c)AFP