【9月15日 Xinhua News】米コーヒーチェーン大手スターバックス(Starbucks)の中国法人、星巴克企業管理(中国)は14日、中国本土の店舗数を2025年までに9千店に増やし、従業員を新たに3万5千人雇用することを盛り込んだ最新の戦略ビジョンを明らかにした。

 同社の王静瑛(Wang Jingying)董事長は「われわれは中国市場に長期的かつ確固たる自信を持っている」と述べ、中国本土での持続的成長に自信を示した。新型コロナウイルス流行などの困難を乗り越え、より力強い推進力が備わったとしている。

 スターバックスはこの10年、中国本土での出店を加速させており、9月末には6千店に達する見通し。新たな成長計画によると、25年までに中国本土の300都市に3千店を新規オープンし、計9千店に増やす。新店舗のうち約2500店は持続可能な発展の理念を徹底した「グリーナーストア」とする。

 江蘇省(Jiangsu)昆山市(Kunshan)で建設中のコーヒー焙煎工場とスマート物流拠点などを一体化させた「コーヒーイノベーションパーク」を来年夏に稼働させる。投資額は約11億元(1元=約21円)。稼働後は中国でのコーヒー産業チェーン全体の現地化が完了する。

 このほか、3年以内に中国本土で初めてとなるデジタル技術イノベーションセンターを設立する計画も掲げる。投資額は約14億6千万元を見込んでいる。(c)Xinhua News/AFPBB News