【9月16日 Xinhua News】中国の中秋節連休（10～12日）は浙江省（Zhejiang）杭州市（Hangzhou）の西湖、広東省（Guangdong）広州市（Guangzhou）の珠江、上海市の黄浦江、江蘇省（Jiangsu）南京市（Nanjing）の秦淮河など都市部の夜景スポットに人気が集まった。湖南省（Hunan）張家界の九歌・山鬼、湖北省（Hubei）の襄陽唐城、浙江省の台州温嶺、浙江省の西湖西渓などの景勝地も夜間観光や民俗行事を導入して誘客につなげた。

　中国文化・観光部データセンターの推計によると、連休期間の国内観光客数は前年同期比16・7％減の延べ7340万9千人で、19年同期の72・6％まで回復した。国内観光収入は286億8千万元（1元＝約21円）で、同60・6％だった。

　旅行先は近場が多く、親戚や友人を訪ねたり、アウトドア、近郊や農村の観光を楽しんだりするのが主な目的となった。滞在場所は農場や民泊、美術館、博物館などで、上海海昌海洋館、広州長隆野生動物園、済南動物園は多くの家族連れでにぎわった。(c)Xinhua News/AFPBB News