【9月13日 AFP】英国ではエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の死去を受け、献花を望む多くの市民が花を買い求めており、来週予定されている国葬に向けて、需要はさらに高まるとみられている。

 首都ロンドンのバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)や、王室関係の他の邸宅付近には、すでに無数のメッセージカードや花、おもちゃなどが手向けられている。

 業界団体によると、ここ数日間の花の需要は「著しく高く」なっており、特にエリザベス女王が愛した白いユリがよく売れているという。

 19日に予定されている女王の国葬までの間、 1997年にダイアナ元皇太子妃(Princess Diana)が死去した際の花の需要を上回るとの予想もある。

 ある生花店の店主は、「ダイアナ元妃が亡くなった時は、1週間で本当に多くの花が売れた。今までで最も多く花が売れた時だと思う」と振り返った。さらに、「私の店は宮殿から近いので、(女王の)葬儀の前日に当たる次の日曜はとても忙しくなると思う」と話し、ダイアナ元妃の死去時よりも花の需要が高まるのは「間違いない」との見方を示した。(c)AFP/Veronique DUPONT