【9月15日 CGTN Japanese】脳出血のため18年の生涯を閉じた中国人大学生の周桐(Zhou Tong)さんから提供された心臓、肝臓、腎臓、肺が「命の贈り物」として五つの家族に希望をもたらしました。

 中国中部の江西省(Jiangxi)上饒市(Shangrao)出身の周さんは8月30日午後、脳出血のため不幸にもこの世を去りました。周さんの遺族は、深い悲しみの中で、臓器提供を決めました。

 周さんから提供された心臓、肝臓、両側の腎臓、肺は、臓器移植が必要な患者5人の命を救いました。周さんは生前、ボランティア活動に熱心で、新型コロナウイルス感染予防活動にも進んで参加しました。姉の周倩さんは「妹の優しさを、臓器提供という形でこの世に残していきたい」と思いを話しました。周さんの母親は「内心思い切ることができなかったが、娘の命が新たな形で続き、病に苦しむほかの家族に命の希望をもたらすことを祈っている」と話しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News