【9月13日 AFP】オーストラリアの警察は13日、ペットとして飼われていた野生のカンガルーが、飼い主の男性(77)を殺害した疑いがあると明らかにした。86年前にもカンガルーによる死亡事故があった。

 現場は、ウエスタンオーストラリア(Western Australia)州南部のレドモンド(Redmond)。自宅の敷地内で「重傷」を負っているのを親族が発見した。

 州警察によると、同日にカンガルーに襲われたとみられる。救急隊が現場に駆け付けたが、その場で男性の死亡が確認された。

 州警察は、「敷地内にカンガルーが1匹いて、救急隊員が男性に近づこうとすると邪魔をした」としている。カンガルーは救急隊員の脅威となったため、やむを得ず射殺されたという。

 警察は、カンガルーは野生で、男性がペットとして飼っていたとみている。

 カンガルーの種類は特定されていないが、種によっては雄で体長2.2メートル、体重70キロに成長するものもある。

 豪メディアによると、カンガルーの攻撃による死亡事故は1936年以来。(c)AFP