【9月13日 AFP】22NFLは12日、第1週の1試合が行われ、デンバー・ブロンコス(Denver Broncos)のQBラッセル・ウィルソン(Russell Wilson)は、古巣シアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)戦で激しいブーイングを受けた上に試合も16-17で敗れた。

 ウィルソンは昨季までシーホークスで10年間プレーし、9シーズンで勝ち越しを経験。うち8回でプレーオフに進出し、ナショナル・カンファレンス(NFC)優勝2回とスーパーボウル(Super Bowl)制覇1回を成し遂げた。

 しかし、チームとの関係が悪化して3月にブロンコスへ移籍。今月初めにはブロンコスと5年総額2億4500万ドル(約349億円)の契約にサインした。

 そうした中で迎えたこの日の試合では、ファンはシーホークス時代の功績は関係なくウィルソンに終始ブーイングを浴びせ、代わりにこの日先発した元控えQBジーノ・スミス(Geno Smith)に大声援を送った。

 スミスがタッチダウン2本を含め28本中23本のパスを通して合計195ヤードを記録したのに対し、ウィルソンは42本中29本のパス成功で合計340ヤードを稼いだものの、タッチダウンパスは1本。スミスとのQB対決にも敗れる形となった。

 シーホークスファンの悪名高きクラウドノイズを初めて浴びる側で経験したウィルソンだったが「集中しきっていた」と影響を否定し、「こっちの流れではなかっただけだ。あと16試合残っている」と前を向いた。(c)AFP