「イカゲーム」 非英語圏作品初の主演男優賞など エミー賞
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【9月13日 AFP】米カリフォルニア州ロサンゼルスで12日、アカデミー賞(Academy Awards)のテレビ版とも位置づけられるプライムタイム・エミー賞(Primetime Emmy Awards)の第74回授賞式が開催された。世界的にヒットした韓国ドラマ「イカゲーム(Squid Game)」のイ・ジョンジェ(Lee Jung-jae)が非英語圏の作品として初の主演男優賞を受賞する快挙を達成した。作品賞にもノミネートされていたが、受賞は逃した。
昨年と一昨年の授賞式は新型コロナウイルス対策による制限を設けられたが、今年は3年ぶりの通常開催となった。
ドラマ部門で作品賞を獲得したのは、「メディア王~華麗なる一族~(Succession)」。メディア王の座をめぐる一族の愛憎劇を描いた同作品は、25部門でノミネートされ、4部門を受賞した。
リミテッド・アンソロジー部門では、「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル(The White Lotus)」が作品賞を含め10部門を獲得。コメディー部門の作品賞には、昨年に続き「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく(Ted Lasso)」が輝いた。
ネットフリックス(Netflix)で配信されたイカゲームは、主演男優賞以外ではファン・ドンヒョク(Hwang Dong-hyuk)氏がドラマ部門で監督賞、イ・ユミ(Lee Yoo-mi)がゲスト女優賞を獲得。計6部門の受賞で存在感を示した。
スーパースター・ボーイズグループ「BTS(防弾少年団)」がチャートを席巻し、映画『パラサイト 半地下の家族(Parasite)』がアカデミー賞(Academy Awards)で作品賞を獲得するなどの昨今の韓流ブームにおいて、イカゲームは新たな金字塔を打ち立てた。(c)AFP/ Huw GRIFFITH