【9月13日 AFP】男子テニスのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は12日、独ハンブルク(Hamburg)で今週グループステージが開幕する国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2022)決勝ラウンドの出場を断念したことを明らかにした。負傷している足に「激しい痛み」があり、今年中の復帰も可能性が低いとしている。

 25歳のズベレフは、6月に行われた全仏オープン(French Open 2022)準決勝のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)戦で右足首の靱帯(じんたい)を断裂し、3か所の修復手術を受けるなどして戦線を離脱している。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)を欠場した後、先月にはドイツ代表に選出されていたが、回復の過程で問題に直面。足首に水がたまった状態で、骨折のリスクがあると診断されたという。

 現在は歩行でさえ痛みがあると明かしたズベレフは、「少しやり過ぎたかもしれない。激しい痛みがある」と話し、「賢明に判断しないと、将来が危うくなる可能性がある」と説明。復帰までは「数週間、ほぼ間違いなく数か月単位の話だ」と肩を落とした。

 全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)も欠場し、この日発表された最新の世界ランキングで2位から5位に後退したズベレフ。今後は来年1月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2023)までに万全の状態に戻すことが目標になるとみられる。(c)AFP